花火をあげよう

煙火店インタビュー

プライベート花火にかける思い

2020年初め頃から全世界的に流行した新型コロナウイルス感染症の影響(以下、「コロナ禍」)を受けて、日本中から大きな花火の打ち上げが一掃されました。そのことに危機感を抱き、なんとか地元で花火を打上げたいとの思いからプライベート花火に着目、その定着に向けて取り組んできました。
ちょうど、四季にわたって地元で花火を上げる企画(以下、「四季花火」)を作って、クラウドファンディングを始めて、すぐの時期にコロナ禍が重なったので、何かしなければという緊迫感で、いっぱいでした。
そのような折、全国で一斉に悪疫退散祈願の花火を打上げる企画「Cheer up! 花火プロジェクト」を知りました。この企画は、花火大会でもイベントでもなく、花火の打ち上げ場所も非公開の取り組みでしたが、地元の方たちに花火の存在を忘れてもらいたくない一心で、四季花火の会場に決めていた龍泉寺での打ち上げを実行しました。プライベート花火に通ずるものがあり、感慨深かったことを覚えています。

煙火店の人々

そのことが契機となり、当社にとってのプライベート花火とは何か、を思い返してみたのですが、「個人的」であること以上に、誰かを祝う「記念」であったり、誰かを驚かせ喜ばせる「サプライズ」であったり、故人に対する「弔い」であったり。そのような、誰かを大切に思う気持ちを表すための花火であることに、改めて気づかされました。そして、皆様の大切な気持ちを表すための花火の打ち上げが、感慨深い思い出として記憶に残り続けることをお手伝いしたい、との思いを強くしました。
花火は、夏の風物詩として、ふと見上げれば頭上に上がっているのが、これまでの日常でした。それを、コロナ禍が、少し変えてしまったように思います。
そのコロナ禍での変化を、前向きにとらえていただけるとすれば、花火を打ち上げる機会をご自身で創り出すことこそが、花火に対する思い入れをより強くしていただけることにつながるのではないかと考えております。そして、ご自身で花火を打ち上げた経験を、より特別な思い出に昇華していただけましたら、大変嬉しい限りです。

製作風景

当社のプライベート花火の特徴

当社は、花火そのものに対する幅広いご要望にお応えするため、常時10色以上の中から花火玉のご提案が可能です。その中でも、特に、パステルカラーと呼ばれる淡い色調のものを得意としております。まずはプランをご確認いただきながら、イメージを持っていただければと思います。
また、花火玉の組み合わせなどに関しましては、数多く手がけてまいりました花火大会等での打上実績により得られた知見を活かして、個別にご提案を差し上げることも可能です。
そして、花火の美しさや、花火に乗せる思いに専念していただけるよう、当社では花火の安全消費に万全を期しております。安心して、お任せください。

龍泉寺「やすらぎ観音」
プライベート花火にご関心をお持ちの皆様へ

この度は、プライベート花火の打ち上げにご関心をお寄せいただき、どうもありがとうございます。お客様の思い出づくりを、当社スタッフが胸を張れる花火の打ち上げをもって、お手伝いをさせていただきます。当社の担当エリアは福島県です。
ご検討、どうぞ宜しくお願いいたします。

社名
有限会社 川崎火工服部煙火店
所在地
福島県二本松市下川崎字三合地44-4
代表者
代表取締役 服部 政和
従業員
常勤:5名/夏季繁忙期:約20名(常勤含む)

※今年度から、代表取締役の長男も常勤従業員として活躍しています。

創業/設立
1897年創業/1987年設立(創業90周年を迎え法人化)
事業内容
各種花火製造・火工品がん具煙火販売、花火大会・イベント花火企画演出、ウェディング花火
主要実績
水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会、二本松霞ヶ城四季花火、四季の里花火大会、おおたま夏まつり、いわき花火大会、三春の里夏まつり、福幸祭、星野リゾートアルツ磐梯カウントダウン花火、など福島県下を中心に多数の打上実績あり
ひと言
「水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会」(山形県)は、水害を乗り越えて開催を継続し、2022年に第100回を迎えました。景観を大切にした街並みを借景とした花火の打ち上げは見ものです。
また、コロナ禍直前に企画が始まった「二本松霞ヶ城四季花火」は、夏季以外にも花火を楽しめる趣ある取り組みです。是非、足をお運びいただければと思います。
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